同じ夢を見せてくれるのなら

心に移りゆくジャニーズごとをそこはかとなくかきつくれば

今日まで1年と、今日から340日

 

 

2019年1月27日、嵐の2020年末活動休止が発表された。このとき、2020年12月31日まで705日。

「僕らも話し合いを重ねての期間、2年間という期間で。」

「ここから2年かけて5人で走っていくなかで、どうかファンの皆さんも、同じ景色を見るために、一緒に走っていただけたら」

何が何だか本当にわからなくて、飲み込むことはおろか活動休止が何たるかを認識することさえ苦しんだこの時。

考えたこと感じたこと、思うこと、これから。 - 同じ夢を見せてくれるのなら

とにかく嵐の5人が何を言うか、その意図はなにか、逃さないように頭に入れることになります。17時発表のファンクラブ動画と文面、20時の会見、のち22時からの1番早い情報番組で取り上げられる会見の映像、嵐は真剣に、ときに穏やかに、「ファンの皆さんへ」語りかけます。ここまでに発表された情報はいったん頭に入ります。自分がこれらを処理できたかはさておき。

 

 

いつまでも情報に拒否反応を示す訳にもいかず、この後何日も経たず、2019年末まで1年間かけて行われた『ARASHI Anniversary tour 5×20』のいわゆるand more公演の申し込みが始まります。

自分は混乱のさなかで、状況が整理出来ていなくても迫る申し込み期限…なんとか打ち込んだとき、2019年11月3日の嵐が満20歳になるまでのアニバーサリーイヤー期間は、お祝いに徹するよう決意します。嵐が居なくなってしまうことへの寂しさを憂うよりも、とにかく嵐がこれまでの長きに渡り積み重ねてきたことに祝福と感謝を届けよう、と。

わたし自身嵐が好きなことは結構周りに打ち明けているので、会う度にその話を振られても、「今年はお祝いの年だから。周年を全力でお祝いするのみ」とその一点に集中してきました。

 

 

20周年を記念したベストアルバム、ビデオクリップ集。特にベストアルバムの限定A盤は大きすぎて、タワーレコードの大きい袋を山手線の混雑の中抱えて帰ったのも(?)今は笑える。いつもならカバンに入れるのに、入らなくて…トートバッグ複数持ちしててかさばってしまったのは周囲のサラリーマンさん困ったかなと…笑。CDの棚には入らずに未だに置き場所が迷子です。正解知っている人は教えて欲しい。そうして、装丁の豪華さと内容の充実さに驚きっぱなし…。

 

 

10月9日に嵐YouTube公式チャンネルが始動します。え??は??混乱はしました。YouTubeって何事?!アップされた5本のミュージックビデオ、確かに本人のものかもしれない…。程なくして前5曲のライブ映像もアップされます。え…??無料で見れる嵐…??嬉しいやら困惑するやら、何が何だかパルプンテ状態だけどありがたく享受します。

 

 

そうして前述のYouTubeで行われたデビュー日のライブ配信から、嵐との距離感は大きく変化します。各種SNS解禁、JET STORM発表、サブスク解禁、デジタルシングル発表…。その日の夜には、解禁されたInstagramで早速インスタライブ、YouTubeで新曲Turning Upのプレミア公開。

信じ難いワードの連続、嵐から伝えられる情報スピードの加速…

当初ははこの日までを自分のなかでお祝いの期間としていたのですが、なんと当選したライブがこの後の日程で、わたしは若干の修正を行います。(お祝いはツアーファイナルまで続けよう)このとき、2020年12月31日まで418日。

 

 

幸運にも第一希望が通ったコンサート。なるべく笑顔で、なるべく大きな声で。両隣の方が引くぐらい全力で。目の前にせり上がる光剛山に乗った自担、意識して笑ってみたのは見えてたかな。メイクは最強の布陣で挑んだのですが、登場前の映像でアイシャドウは涙で流れ、確認できた帰りの新幹線ではウォータープルーフのマスカラも熱気と涙に惨敗。このとき、2020年12月31日まで391日。

 

 

 

 

そんなこんなで、今日から2020年12月31日まで340日。

漠然とした絶望と希望のなかで混沌としで緊張状態だったものが、嵐のプロダクトによってひとつひとつ解けてゆき、今、比較的穏やかな心持ちでおります。それは、嵐が今回提示した「活動休止」が消極的なものとは違うということを話し続けてくれたからだよ。

まだ、嵐を嵐として日常的に見られなくなってしまうことが具体的に想像できないから寂しさや悲しさが分からないのかもしれない。嵐の風速が想定外でそんなこと考える暇を与えられなかったことも要因のひとつ。嵐に寂しさを抱いたことはなかったよ。

ときに一喜一憂し、ときに目をつぶってでも、嵐が表現する嵐というものをできる限り見ていたい。今を進んでいく嵐を同じ時間で見られるわたしの今を大切にしたい。これが今の心持ちです。

 

 

 

『参ろう!!!!!』

そう力強く訴えかけたあなたの目をずっと心に、残り340日。