同じ夢を見せてくれるのなら

心に移りゆくジャニーズごとをそこはかとなくかきつくれば

ジャニーズ楽曲大賞2021に今年も投票しました

 

 

 

ということで、タイトルの通りです。

【今年も】という割に初めてはてブロ書きます(毎年投票してはいるけどだいたいアナログでメモしながら選考しているので残さないため)。フルコメントと、投票には乗らなかったプラス数票分をメモ代わりにと思いこれを書いているので、だらだらするのですが、悪しからず。

過去一番迷走した年なので、順位理由なども書き残せれば(目標)

 

 

 

 

 

 

 

楽曲部門

本家は5位~1位の投票ですが、+αの3曲(順不同)も付けて番外編から。

番外編①

『Heart Beat Groovin’』V6

これは誇大表現ではないと自覚しているのですが、この曲を聴くと赤血球が騒いでんな〜って実感できる。あと、曲タイトルがあまりにも大正解。キレのあるダンスパフォーマンスを得意とする(ほかに良い表現が思いつかなくて申し訳ない)V6にピッタリで、攻めたカッコイイ曲が通常盤カップリング曲に入ってくるという、近年のV6らしい采配が見えるところという点でピックアップしました。確かにドキッとするトラックではあったものの、ランクインした5曲の印象強さほどではなかった(この曲が例えばコンサートで採用されるのなら3曲目だな、などといった予想が当たってしまったので“意外感”がなかった)ので番外編にしました。曲のかっこよさとパフォーマンスが絶対的に切り離せなくて、曲単体の強さや印象で選考している私としてはランキングに入れるのが難しかった、というところですかね。

 

 

番外編②

『雨』V6


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これが2021ベストトラックだ!って何万回も思って1位にしていたのですが、同じくらい後述の1位の曲でも感じて、結局こちらを外すことに。1位以外のところに入れるというのもなんか違うなと感じたので、思い切ってランキングから外すことにしました。

この曲を初めて聴いたのはたしか深夜のラジオだったと記憶しているのですが、第一印象が「視界が圧倒的に暗い」だったことをなんとなく思い出しました。あと、後頭部を鈍器で殴られたような衝撃(物騒なたとえでごめん)の大きさと、後を引くにぶい痛み、不思議な魔力を兼ね備えた曲。MVメイキングで語られている、「V6らしく、」「25年やっても違うメンバーとか違うV6が見れるのが一番だと思うから」という岡田さんの言葉(MVのメイキングのインタビューなので曲のこととは少し違うのかもしれないけど)の通り、【こんな“V6”の姿、知らない、】の連続。これを『STEP』というアルバムの顔ともいうべき曲に位置付けた気概に脱帽しました

YouTubeで見られるMVで出てくるクラクションの音、実は音源では聞こえないのですが、MVの見過ぎでクラクションの音が聞こえるときがたまにある。そういった意味でもCDで聞いてみてほしい曲でもあります。)

 

 

番外編③

『Full Circle』V6


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V6の歴史に言及するうえでは欠かすことのできない曲。しかし、この曲を初めて聴いたのが2020年で、ほとんどすべてのこの曲に対する感想がそこから地続きで存在していて、曲単体の印象としてとらえるのが難しいため、今回は番外編に。

初めて聴いた時と2021年夏に聴いた時と2021年11月1日を超えて聴く時と、印象が微妙に変わってくるのが面白いです。2020年の楽曲大賞では未音源化部門だったこの曲、コメント*1を読むと切なくて、いつも涙が止まりません。

この歌詞に、この曲に、このパフォーマンスに、6人に、それぞれどう在ってほしいのかを自分が勝手に投影しているようで、それが丸裸になるようで…。彼らにどう在ってほしいのかを投影するということは、【彼らが選んだ“彼ららしさ”こそが全てだ】と心に決めていた当時の自分にとって、それを否定する(塗り替える)ことになるため、それはまた違う種類の理想を押し付けることでもあって、己の罪な欲深さを知るということでもあります。適切な表現とは言えないけれど、ファンというよりいいフォロワーであろうとしていた自分は、この曲によってそういった無責任な罪深さを戒める意味にも聞こえてきました。今でも『Full Circle』を聴くたびに、そんな緊張感をおぼえます。

この曲のMVがYouTubeに解禁されてから知った、このフレーズ。

早く飛び乗って 次の場所まで

V6 Full Circle 歌詞 - 歌ネット

このフレーズを2021年の9月4日に世界に放たれたことの意味。2021年9月4日はV6の26年目の結成記念日であり、LIVE TOUR V6 grooveのコンサートツアー初日でした。考えれば考えるほど、力あるフレーズだと感じると共に、ここを坂本さんが歌った事実に震えています。

V6としてきちっと円環を描き切ることができた、そう私の目にも映ったのは、この曲の強さなのかもしれません。

 

 

 

第5位

『Sweet Days』V6

リハーサル室の音声のようなラフな音から始まって、聴き手が手拍子でノッていく、この「みんな包み込む」感じが、V6っぽさをじょうずに表現していました。というのと、6人の経験値というか今の混沌とした時代に触れる言葉や、ずっと親しくしてきた人とのさわやかな、かつちょっぴり切ない別れみたいなものがちょうどよく織り込まれていて、とても心地いい曲だなと思いました。

解散の発表があって、その報告時に、きたる日の前にライブやアルバム制作がしたいと言っていて、どのような状況になるかわからないけれど、ということでした。声が出せない状況は発表当時から変わらず、客席側がリアクションできないということが、舞台上と客席のあいだに大きな線を引いてしまうのかな(それを逆手に取った見せ方をするのかな)と思っていたのですが。ハンドクラップや、『愛を確かな今に』という部分を(音声を送って)一緒に歌うことができたというのが、本曲プロデュースの岡田さんの手腕であり優しさであり…なのかな、と感じました。

 

 

 

第4位

『High Hopes』Coming Century

STEP(CD)

STEP(CD)

Amazon

Coming Centuryの最新曲がどんなもんじゃい‼と、半分鼻息荒くして半分はビクビク待っていたらこんな洗練されたカミセンらしい曲が来ました。

”カミセンらしい”というか、“剛くんらしい、健くんらしい、岡田くんらしい”、飄々としていながらも芯が強く熱いものを持っている感じがなんとも頼もしくて…。カミセンの新曲、受け取ったとき、シンプルに「嬉しかったなぁ」と思いました。カミセン卒業論文がこれかぁ!という、ある種の感慨深さもスパイスの1つかもしれません。嬉しかったから、「嬉しかった」としか言い表せないんですよ。そろそろお判りでしょうか、この中身のない文章。Coming Centuryの文脈においてこれ以上ない最新曲であり、この『High Hopes』だったらこの先更新されない新曲を想って泣くこともないかもしれない…と感じさせてくれる頼もしさがあります。

この『High Hopes』に関しては、あのフレーズ!あの音!といったピックアップがかなり難しくて、この曲を1曲丸々通して何度も聴いて文脈を感じて欲しいなぁと思います。

アルバム『STEP』通常盤のみに収録されています。

 

 

 

第3位

『95 groove』V6


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(上記ハイライト映像の最後の曲(6:08~))

これは、6人からの置き手紙だと思いました。コンサートの最後に歌われた時、イントロがかかった瞬間から震えました。『いつかの僕は今もここにあって』また会いに来てもいいですか。たくさんきちゃうかも。『愛しているなんてのは 嘘にしておくから』愛しているって、伝わっていたんだね。受け取ってくれてありがとう。その上で“嘘にしておく”なんて、やさしいね。『どこの君もずっと幸せでありますように』私の大好きな6人も、ずっと幸せでありますように。

わかりやすく言えば【エモい】曲なんだと思います。でも【エモい】を使うとこの曲が薄っぺらく響いてしまうから何としても避けたい、と、思いました。そしたら超ド級ポエムが爆誕しました。

楽曲大賞を考え始めた当初は、この曲が1位でした。1位というより、文句なしの殿堂入りレベルでした。コメントを考えているうちに、楽曲の魅力なのか、2021年をV6と共にしたしがないオタクの肥大した解釈なのか、着眼点を見失ってしまい、そうこうしているうちに後述の曲に代わってしまった、というわけです。しかし、2021年のV6からのメッセージとして、ひいてはここでピリオドを打つ彼らからのメッセージとして、欠かすわけにいかない曲であることは明白であったので、この位置に入れました。

4月5月は(今思えば本人たちは一生懸命制作していた期間だったかもってわかるけど)とにかく不安で震えていた日々で、そののち6月2日に発売されたこの『95 groove』という曲を祈るように聴き込んでいましたね。

 

 

 

第2位

『MAGIC CARPET RIDE』V6

いやもう、ぶいしっくすずる〜〜〜〜〜〜!!!!!!曲そのものの洗練されたオシャレさ、この時期にこの曲がV6の手元にやってきた奇跡…土岐さんありがとうございます…!音の心地よさやオシャレさに加えて、歌詞を読み込んでいくと見えてくる、大切な人の手を取って魔法の絨毯に乗せて連れて行ってくれる紳士さ。このオシャレさ・軽やかさに昇華させられるのが26年目の腕なのかもしれません。オシャレさって3回言ったわ。

代わる代わるあらわれる6人の声が、まさに手を差し伸べられてエスコートされているようなスマートさすら見えてくるみたいで(ちょっと妄想が過ぎるのかもしれませんけど)。適材適所の歌い方や音域を担当している完璧さも相まって、カッコイイなと思いました。惚れ直した小学生みたいな感想でごめん。聴いてください。

これは曲単体の話からは外れるのですが、音楽番組でパフォーマンスされた時、“音楽に酔いしれる”ってこういうことなのかなぁと思いました。1人1人のオトナの余裕を感じさせる表情や軽快なステップもズルかったし、この曲のダンスに散りばめられたこれまでのV6曲の振り付けをみてすぐに「あの曲の振り付けのあの部分だ!」と理解できるぐらいには『音楽だけが時間を越えるよ』を直に感じて震えてしまったし、よく練られているな〜と。

 

 

 

 

第1位

『分からないだらけ』V6

これは迷うことなく2021ベストトラックかなと思いました。(と言いつつ、『雨』とどっちにするかずっと悩んだ)

楽曲大賞を決めるうえで自分の中にある判定基準が、

  1. パフォーマンスと楽曲を切り離した、楽曲のみの印象で決めること
  2. 曲の印象(歌い手×曲のイメージの意外性、自分にとっての新鮮さ、など)

です。

『分からないだらけ』に関しては、26年目にして全っ然知らないV6の表現に出会ってしまったことへの衝撃と、V6とこの曲の親和性の高さに対する感動だけで1位にしました。本曲プロデュースの三宅さんに感謝してもしきれません。

『分からないだらけ』を含む最新オリジナルアルバム『STEP』は、そういった今までに出会ったことのないV6に出会うことができる、そして慣れ親しんだV6にも出会うことができる、宝箱のようなアルバム。その中でもとびきり驚かされた曲として、『分からないだらけ』を選びました。

前述の『雨』が思いっきり鈍器で殴られたような痛みなのだとしたら、この『分からないだらけ』は突然水の中や宇宙空間に放り出されたような戸惑いを覚えました(どちらも物理的に経験したことがないので、すべて想像による比喩です)。

 

 

未音源化楽曲部門

番外編

『目を閉じれば』V6

LIVE TOUR V6 grooveのために作られたそうで、本編ラストで歌われた曲。現場で聴いたはずなのに、この曲の記憶が一切ありません(ごめん)。この、誰もまだ聞いたことのない新曲を本編ラストにもってくるというビッグサプライズ。それを成し遂げようとした6人およびスタッフの気持ちが何よりうれしかったです。(自分がこのV6 grooveの公演に入る前に音楽番組で歌唱されているのを見ていたので、私にとっては厳密にいうと初めてではないけれど。フルで聴いたのはこのときが初めてでした。)

これを番外編としたのは、ただ、【この時にこの曲を受け取るには、私にはまだ早すぎたから】という理由から。ありがとうも大丈夫もまだまだ受け入れられず、そんな強さを持って立つこともできない子どもで、悔しくて。あと、この曲を初めて聴いたとき、6人じゃなくてこちら側が6人に届けなければならないメッセージじゃないのか!?って思って冷静に聞けなかったのもあります。今もまだこの曲を受け入れることができていません。ほんとごめん。まだ全然大丈夫じゃないっす。いつか「ありがとう」って、「大丈夫!」って、心配しないでねって、胸を張って返せる日が来るように、こちらも精進していきます。

Amazon Prime Videoにあるのでぜひ見てください。

www.amazon.co.jp

 

 

 

第1位

『鏡』V6

3回しか聴いていないのに新鮮に思い出し泣きができる。V6としての最後の日でもある11月1日の22時15分ごろに解禁された新曲。この時点で意味が分からなくてパニック。あと1時間しかないのに!新曲て!!なんてことを・・・!(泣)6人の体温を感じる暖かい声で紡ぐ、いたわりの歌詞。ド直球の「好きだよ」。そんなん今まで言われたことないからどうしたらいいかわかんないよ。限定配信なのに涙腺が言うことをきかない。学校の屋上で健さんに手を引かれました、6人と共に笑いました。嘘じゃないもん、ホントだもん!

記憶を辿って書いているので、ちょこちょこ間違っているかもしれないけれど。去り際に「僕に任せて 君が好きだよ」と言われてしまったら、これからどうやって生きていけばいいのさと、11月1日の残りの2時間足らずをべちょべちょに泣きながら途方に暮れていたのを覚えています。

(11月1日の22時より限定配信された映像作品『WONDERER』については、以下のYouTubeからメイキング映像を見ることができます(『鏡』の曲は聴くことができません))


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現場部門

第1位

LIVE TOUR V6 groove


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今年現場に足を運んだのがこれしかない、ということで、1位しか選べない状態の1位です。そうでなくても文句なく1位だろうと思う公演でした。

自分が実際に会場に入って現場で目撃した光景と、オーラス11月1日の配信画面で目撃した光景が、どうしても同じ分類にならなくて、正直な話、これらを別扱いで投票したいぐらいでした。

4年ぶりの有観客ツアー。6人が6人そろって花道でステップを踏む姿、アクリル板が張られたトロッコなのにひょっこり微笑む姿、6人に会場の空気が掌握されていく体感、身体を流れるgroove、TAKE ME HIGHERの特効の熱風。舞台を見ているようで非なる、ステージ上と客席のやり取り。シックで華やか、そして贅沢な時間でした。

言葉を重ねれば重ねるほどなんかチープになってしまうので、きれいに言葉にできるのはもっと後。1年後かもしれないしDVDが発売された時かもしれないし一生無理かもしれない、けれど、そんな部分も肯定して、全部宝箱にしまっていきたいなと思いました。最高の最新コンサートだったよ!

 

 

 

 

YouTube部門

番外編①

V6 / 「Full Circle」Music Video Behind the scenes YouTube Ver.


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完成版の『Full Circle』のMV(楽曲大賞番外編③)のメイキング映像。井ノ原さんの所有物の話も、メイキング名物。

番外編にメイキング映像を挙げたのは、MVという1つの作品が出来上がっていくワクワク感やその過程を見る楽しさを、V6やスタッフさんを通して知ることができたということが理由の1つ。作品のカメラの前とそうでない部分が切り替わる瞬間のかっこよさを知ってしまったら、MVを見るのにメイキングを見る習慣ができました。

そんなV6の歴史に言及するうえでは欠かすことのできない曲の制作がこうなっていたんだという歴史資料として、欠かせないと思いました。

 

 

おまけ①

V6 / 「僕らは まだ」Making YouTube Ver.


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上述のメイキングつながりで言うと、メイキングというよりドキュメンタリー色が強い映像で、何度見ても冷静に見られない映像が、この「僕らは まだ」のメイキング。

YouTube版も多分指折り数えられるぐらいしか見れておらず、初回盤Aに入っているメイキングのフルバージョンも多分買ったときの不良品チェックともう1回ぐらいしか見れてないです(すまん)。いつか必ず向き合わなければならない、とは思っていますが、もしかしたらこの先一生見れないかもしれん。でも、この映像がしっかり残ったということはありがたい。この瞬間しかないものがたくさん記録されています。

 

 

番外編②

#65【感動の再会】ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories"


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2020年いっぱいをもって休止に入った嵐のライブ映画を見た、という動画になっています。嵐のこういったライブの映像を観ると、早く5人が揃って復帰してほしいと駄々をこね始めてしまうんではないか、いちファンとして落としどころをしっかりつけて納得した上で休止状態に入っっていったから、申し訳ないな、という気持ちがあって、なんとなく避けていた部分がありました。曲はこれまでと変わりなく聴いていたけれど、DVDを進んで手に取る気にはなれなくて。

"Record of Memories"上映の発表がなされた9月15日、上記の理由で、映画館に行くか行かないか本当に迷いました。この動画を見て、すまん、『感謝カンゲキ雨嵐』のイントロからべしゃべしゃに泣いたんだわ。いま嵐を受け止める覚悟を決めることができたような気がしました。ケツを叩かれたっつーか。

この動画の最後に「二宮くんに会いたくなった」と口を揃える3人を抱きしめたくなりました。案の定、私も嵐に会いたくてたまらなくなった。でも、復帰に引きずり出すみたいなことじゃなくて、嵐が走ってきた1日1日の軌跡を丁寧にたどる旅に出たい、ということでした。嵐のことを好きだという積極的な自覚はあまりなくなってきたけれど、きっと【この人たちのことをこの先嫌いになることはほとんどないのだろうな】と思った。めちゃくちゃ大好きじゃん、私、嵐のこと。

後に映画館で観た時、『感謝カンゲキ雨嵐』の前の映像のところから泣いた。7割以上泣いてたかもしれん。

ありがとうジャにのちゃんねる。エンディングの『5×20』のBGMがズルすぎて困る。概要欄の風磨くんにもマジでっかい感謝卍

 

 

 

おまけ②

#62【感涙】俺に夢を与えてくれた人達に逢いに行きました。


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1個前の動画を挙げるからには、言及しないわけにいかないかなぁとおもって、おまけ枠。

嵐生まれ嵐6育ちで仕上がったこのジャニオタが、11月1日という忘れられない大切な日を、彼がどう過ごしたか、知ってみたいと思いました。知っておきたいと思いました。自分も自分だけでいっぱいいっぱいだったけど、誰か自分ではない人の状況を見て落ち着きたいとか思ったのかもしれない。

感極まって言葉を詰まらせる場面が幾度となくあるのだけど、さすがは二宮さん、感極まっていつつも仰りたいことが伝わるというか、二宮さんの文脈が理解できる状況でこの動画を観れてホッとしました。(BGMが若干葬式っぽいから精神状態によっては自分が闇落ちしてしまうけれど。あの日のあの瞬間のにおいや肌感を同じ場所にいたわけじゃないのに一瞬で引き戻されてしまう引力の大きさがありました。)

わたしなんかより長期間、近い距離で、直接、時間を共にした二宮さん。二宮さんからV6のお話を贅沢に聴けて良かった。解散発表があった後自身のラジオで自らV6の話題に触れ、「11月2日に我々ファンの心に何を残してくれるのかが、すごくファンとしては楽しみ」*2と言い切った二宮さん。二宮さんが発信してくれたことで、二宮さんを経由して、あの日のことを思い出すきっかけにもなって、大切な人たちのことを「大切な存在」とずっと言えています。ありがとう。私もずっと大好きです。V6というアイドルのことが。

 

 

 

第1位

V6 / 雨


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曲については前述のとおりです(楽曲大賞部門番外編②)。

「見る時間帯を考慮せよ」と健さんよりお達しがあった*3ものの、どうしても解禁時刻に見たくてお達しを軽視し、徹夜して早朝5時に見たら、衝撃で2時間ほど動けませんでした。重厚で閉塞感の強い映像が進んでいくのだけれど、進むのは本能の指し示す希望の方角。後頭部を鈍器で殴られた衝撃、後を引く鈍い痛み。不思議な魔力を兼ね備えた曲にこの映像を付けるのかぁ!と、新鮮に思いました。アルバムに収録されているので、Blu-rayで観れるのですが、私は専らYouTubeで見ています。不良品チェックで見て以来Blu-rayでMVを見るってしていないかも(すまん)。YouTubeで見られる環境であって、そのタイムレス・ボーダーレス感にも価値があるなぁと思っています。

 

 

 

 

(もう非公開になってしまったのでランキングとして残すことはできなかったのですが、実は、2021年マイベストYouTubeクリップは、森永乳業ピノさんが制作してくださった「愛なんだ」の動画です。じんわり凝り固まった色々なものが溶けていき、身体が温かく軽くなっていくような感覚を味わえる、とてもとても大好きな動画でした。)

 

 

 

 

 

 

 

コンビ部門

森田剛さん(V6)&三宅健さん(V6)

解散発表の直前のラヂオで流した『旅立ちの翼(HIP HOP Ver.)』。発表のその日の健くんのwebでは、「テレパシー聴いてね。」でした。この2曲に対する健さんの意図は、のちの三宅健のラヂオ*4で語られることになりました。

健さんに対して「ちゃんとごはんは食べたほうがいいよ」と伝えようとしてくれた剛さん*5。剛さんへ「ずっと隣にいてくれて、ありがとう」を贈った健さん*6。身近な人がご飯食べてくれって言ってくれるのを私は強く信頼しているので、剛さんのこの言葉で涙の琵琶湖が出来たし、剛さんへ伝えたかった想いをたった一行で伝えることができたんじゃないかなと思う健さんの言葉でもうひとつ琵琶湖を作りました。この記事を出先で読んだことを後悔した。

LIVE TOUR V6 grooveで披露された『95 groove』という曲で、

本日は最後の日で

君の隣踏んだステップ

V6 95 groove 歌詞

このフレーズを歌うのが健さんなのですが、正面から見えるのは、このフレーズを歌いながらステップを踏む健さんと、その隣でステップを踏む剛さんでした。この時、全員が円に並んで外側を向いてステップを踏んでいる(このため、6人が6人ともメンバーの隣でステップを踏んでいることになる)のですが、正面から見えるのは、剛健が【君の隣】なんですよ(2回目)。YouTubeにあるダイジェストで観ることができます。ダイジェストにこのシーンがばっちり収められているなんて奇跡ありがとうございます。みんな見よう。

直接会話を交わすことはあまり多くないようですが、このお二人の関係性に言葉なんて野暮。剛健という最強のシンメがいたことを、ずっと語り継いでいきます。

 

 

担当アンケート

三宅健さん

ジャニーズ楽曲大賞に提出する「担当」としては、わたしは【その年に胸を張って掲げるうちわは誰のうちわか?】を自問自答して、自分が恒常的に掲げるうちわの方とは別に考えています。毎年順番が違ったり、提出する人が増えたり減ったりします。今年掲げるうちわは健さんかなぁ。ということで、健さんを選びました。

 

 

 

 

以上です!

もっと直感的な決め手があるのですが自分でも言語化できないので、そこは追々。2021年の音楽のおさらいでした。

沢山の世界に連れて行ってくれてありがとうございました。2022年もよろしくお願いいたします。楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

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ジャニーズ楽曲大賞2021 実際の投票画面