同じ夢を見せてくれるのなら

心に移りゆくジャニーズごとをそこはかとなくかきつくれば

2020年に履修した楽曲を総決算する会~ひとり楽曲大賞2020

2〜3月中に出す予定が、こんな時期までずれ込んでしまった()総決算です。心は年度末でよろしくお願いします。

 

 

 

 

2020年はとにかく家にいる機会が多くなりました。講義はオンラインに変わり、遠距離通学している筆者にとっては朝ゆっくり寝ることが出来た年でもありました。そうして増えた時間を、今まで先延ばしにしていた作品をたくさん履修する1年になりました。

この1年に履修*1した楽曲は244曲。ライブは14本。その他作品(舞台)は1作品でした。いや多いね!?(これまではこんなスパンでこの量を一気に履修することはなかったです 並べて初めて自分でめちゃくちゃ驚いてる)本家ジャニーズ楽曲大賞さんはその年にリリースされた楽曲のみを対象にしていますが、ここでは今年履修した作品を対象に、強く印象に残るあるいは繰り返し聴いた曲を10曲選定したいと思います。

 

 

ひとりジャニーズ楽曲大賞2020 結果発表

第10位『STRIPE BLUE』少年隊

関ジャムで紹介されていたので、ベストアルバム発売のタイミングで聴きました。あらゆる点において解像度が高すぎる。スタイリッシュで都会的、それでいて爽やかでうきうきする。関ジャムではSTRIPE BLUEのダンスパフォーマンスが取り上げられていたのですが、パフォーマンス抜きにしても洗練された音が並ぶスゴイ歌だと感じました。

(これは後に調べて知ったことですが、『STRIPE BLUE』が発売されたのは1991年、発売当時錦織さんは25歳、植草さんと東山さんは24歳。お若いのに背伸びしている感じがほとんどしないながらも大人っぽい歌唱と愛らしさがうまく混在する“憧れの恋するお兄さん”の声がします)

 

 

第9位『KANZAI BOYA』KinKi Kids


KinKi Kids - KANZAI BOYA [Official Music Video]

ジャニーズの中の人が本気でジャニーズで(というかジャニーさんで)楽しんでいる最高ソングです。曲タイトルにもなっている「KANZAI BOYA」は、「KinKi Kids」という名前をもらう前のグループ名だといいます。ジャニーに愛されジャニーを愛したジャニーっ子のジャニーに捧げるレクイエム。初めて披露された*2のを知ったとき、この曲をまさかシングルカットすると思わなかったけど、それが出来るしやってのけてしまうのがKinKi Kidsなのだなあと思いました。

(余談ですが、このシングル、カップリングが『KANZAI BOYA』のリミックスで、他の曲は収録されていません。また、特典にジャニーさんの黒い帽子()がついてくる充実っぷり。骨の髄までKANZAI BOYAだよマジで…)

 


第8位『秘密』二宮和也 

秘密

秘密

  • provided courtesy of iTunes

かんわいい!!!!!二宮くんって実は本当にわんこなんじゃないかと錯覚してしまうほどキューティー二宮くんです。まるで中学生のようなあどけなさと純真さを声だけでここまで表せる当時22歳の二宮くん…きゅんです…‼️(アルバムでいうHow's it going?からARASHICの時期に代表される(好い意味で)甘ったるい二宮くんの歌い方が大好きなので、それが詰め込まれた『秘密』は至高なのですよ…)

 


第7位『I・N・O=NUT KID』井ノ原快彦

イノなき(ブログ)が突然の復活を遂げ(前回期間は会員でもなければ存在も知りませんでした。書籍で存在を知るか知らないか…程度)同名の曲があると知り必死に探して聴きました。2007年の眩しくて青い風を感じ、そして、井ノ原さんのセンスと技が随所に光る、凄まじいスルメソングなのではないでしょうか。キラキラと青さに満ち溢れた“あの頃”が詰まったこの曲を、今後再び披露することはきっともうないのでしょう。それはそれで素敵だと思うのです。

ある時代の想い出や記憶を宝箱にたいせつに仕舞う手段は他にもあると思うのです。写真や動画もその一つです。井ノ原さんには、ある瞬間を表現したり残したりするとき「歌」があるのは大きな強みだと思います。こうやって音源になっていない井ノ原さんの最高ソングは数え切れないほどあるのでしょう。(イノなきが復活したばかりの時のねこソングがイノなき内で完結してしまうあの感じは、本当に衝撃でした。笑)オタクとしては片っ端からCD化して欲しいですが(笑)、ある瞬間を共にする観客の方だけに共有する曲たちがあるというのも、なんだか粋でかっこいいなぁと思います。

 


第5位『ユメニカケル』嵐

ずっとこれが聴きたかったのですが、何だかんだでこのタイミングになってしまいました。もっと早く聴き始めればよかった。JALのCMソングに起用されていたのもBLAST in Miyagiで披露したのも見たことがあって、透き通る強さと確固たる意志をズバンと受け取れる爽快な曲という印象でした。心が折れそうになった時に何度も何度も強さをくれた曲です。

配信には無いのですが、CDを買ってでもフルで聴いてほしいと思います。シングル『愛を叫べ』のカップリング曲ではこの『ユメニカケル』が際立っている、ように感じます。勿論他の2曲もかっこいいのですが。

 


第5位『12ヶ月』Coming Century

Coming Centuryに惚れ直した一曲。こんなに胸を掴んで離さない歌が今まであっただろうか。この衝撃、久しぶりに味わいました。きっかけはYouTubeに公開された『live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』でしたが、三者三様の声の表情が豊かで、ゾワゾワしたことを覚えています。1人でイヤホンで音楽を聴いているときに不意に流れてくると心臓に良くない…と思うほど、グワっと引き込まれる引力があると感じています。“寂しい”“切ない”の解像度をぐっっと上げる、そして思わず一筋の涙をながす…ような。映像の印象は『live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』披露時で固まっているのですが、どうかショートドラマを制作してほしい…。すごく詩的。

Coming Centuryのみなさんの声、各々特徴的でとっても素敵な声をしているのですが、歌う言葉以上に声色が物語るんです。特に三宅健さんのボーカルは、ぎゅうっと絞られる感じが一層切なさを加速させるのです。わたしのなかで、健さんの歌がもっと大好きになった曲です。健さんの声の質感がフレーズごとで変わっていくことをわたしが感じたときは、鳥肌が立ちました。さらに、歌割りがその良さを最大限引き出していて…。おっと、また聴きたくなってきた。

 


第4位『PINEAPPLE』V6


www.youtube.com

2020年はV6の25周年イヤー。私も6人に会いに行く気満々でした。ですがこのコロナ禍…。会いたい人には会えず、行きたい場所には行けず、もどかしい思いが募るばかりでした。個人的にも、どうしても会いたいのに物理的距離が阻むかたがいて、その方へ想いを募らせている時期(極大付近)でした。だから、“どうしても会いたい人にどんな理由であれ会えない”ことの苦しさを図らずも大きく募らせるタイミングでドンピシャだった曲でした。この曲がフルで解禁された『三宅健のラヂオ』のときが(パフォーマンス抜きにして)いちばん震えました…。深夜に会いたい人を想って心を絞られるようなあの感覚は、2020年特有。

そんなライブ感も包含して、かなり思い出深い一曲になりました。

 

 

 


第3位『仮面舞踏会』少年隊

様々なシーンで少年隊の後輩にあたるジャニーズの面々が歌ってきた名曲を、少年隊の声でフルを初めて聴きました。少年隊ベストの1曲目に入ってて、これを聴いた時、(リマスタリングされていたかどうかは不明ですが)とにかくクリアで繊細で洗練された儚いきらめきが詰まった最高の表現でした。少年隊凄い。最高傑作と言わしめただけあると、感じました。もうこれは買って聴いてほしい。そうとしか言いようがないです。ぜひ、本家・少年隊のお三方の声で。(個人的に本家信仰なのはありますけれど、この仮面舞踏会は少年隊がいちばんカッコいい。)

 

 

第2位『羽根 ~BEGINNING~』V6

神聖でありながら人間味あふれる、不思議でありながら血肉の通った、そしてものすごくエネルギーがや行き交うような。この曲が収録されているのはアルバム『“HAPPY”Coming Century,20th Century forever』の1曲目でありながら、コンサートで歌唱されるのは本編最後。こうしたあらゆる排反を包含して、不思議な魅力を放ち続ける曲だと思っています。正直、こうして言葉にするのも憚られるぐらい。大事な場面で選ばれ続けた、きっと6人にとって宝物の曲。これに関しては、パフォーマンスを見てもらわないと伝わらないので、ぜひ見てください。筆者と知り合いのそこのあなた、一緒に観ましょう、貸すから。

ここからは、筆者の考察を少しだけ説明します(前段の本人のパフォ―マンスとは一切関係ありません)(以下筆者の超個人的解釈なので、解釈違いの方は読み飛ばしてください)。一般的に見られる、【自分⇄相手】の関係性。例えば、僕と君、俺とあなた、たくさんの関係性があると思います。この『羽根 ~BEGINNING~』では、相手に相当する存在は、自分。自分のなかにいる、踏み出す勇気をもたない自分、とでもいえるでしょうか。自分のなかの自分を否定することなく、一緒に、自分の力で歩みを進める強さを養う曲なのではないか、と思っています。

特に2020年は、ひとに会う機会が極端に減ってしまったため、自分の力だけでしなければならないことが多くありました。誰かを応援したり誰かに励まされたりすることは実は大きなエネルギーの交換になっていて、あれでなんとかやってこれていた私にはこの孤独が結構きつかったのです。そんな時に出会ったのがこの曲でした。他者視点で励ますのではなく、自身の内面に折り合いをつけて自分軸で進むためのアシスト。この強さったらないでしょう。この曲を口ずさむひと誰もが自分を強くする。本当に心強かったです。

 

 

 

 

 

第1位『Whenever You Call』嵐


ARASHI - Whenever You Call [Official Music Video]

Whenever You Call

Whenever You Call

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2020年に履修した全楽曲(後述)のうち、一番響いたのがこのWhenever You Callでした。親しみやすさやキャッチーさを嵐っぽさやジャニーズっぽさの主軸とするなら、その要素が薄く、とっても都会的でスタイリッシュな曲です。

嵐のイメージとしてやはり大きい部分を占めるのが、親しみやすさや安心感だと思っていて、そういった“嵐っぽさ”の要素が常にあるからこそ安定感があるように見えたというか、言葉を選ばずに言うと“嵐っぽさ”がずっとついて回っていたというか。嵐の曲にこれまでも大人っぽい洗練された曲ってあるにはあるんですけど、それはどこか背伸びした感じが内包されていまして。背伸びしない、そのままの嵐が歌ってキマる大人っぽい洗練された曲ってなかったんですよ。そこにBruno Mars提供でぶっちぎりハマる曲来た。Bruno Marsすげえ。嵐すげえ!!!!!こんな曲待ってた。って公開されたときに感動したのを覚えています。英詞については、アクセントと発音がほんとうになめらかで感動しました。曲としての統一感とバランスが好い。。”嵐っぽさ”ではなく”嵐らしさ”。丁寧で温かみのある、大きな大きな愛の曲でした。

嵐の音楽性の幅がグッと広がったような気がしました。だからこそ、この曲をリリースしてまもなく休止に入ることがすごくすごく寂しく思いました。もっともっとたくさんの曲を歌って踊ってほしいと強く感じました。”Whenever You Call”、あなたが呼ぶならいつでも。嵐がまた嵐でいたいと思うまで、歌いたいと思うまで、ずっと呼び続けていたいと思います。嵐に歌ってほしいんだ、と。

 

 

 

 

 

【番外編】2020年よく聴いたシチュエーション別選曲

  • 寝れない時に聴く曲
  1. 『ヨロコビノウタ』岡田准一
  2. 『candy』森田剛
  3. 『夢でいいから』櫻井翔
    夢でいいから

    夢でいいから

    • provided courtesy of iTunes
  4. 『You are my everything』森田剛
  5. 『春を待とう』井ノ原快彦
  6. 『赤い橋の伝説 アコースティックデモVer.』ぶっさん(岡田准一

 

  • とにかくテンション上げたい時に聴く曲
  1. 『Voyager』V6
  2. 『SHOW TIME』嵐
    SHOW TIME

    SHOW TIME

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  3. 『Party Starters』嵐
    Party Starters

    Party Starters

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  4. 『Wonder World』V6
  5. 『太陽の世界』嵐
    太陽の世界

    太陽の世界

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  6. 『Do you…?』嵐
    Do you... ?

    Do you... ?

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes

 

  • 頑張らなきゃいけない前に聴く曲
  1. 『ユメニカケル』嵐
  2. 『MY DAYS』V6
  3. 『will』V6
  4. 『Everybody前進』嵐
    Everybody前進

    Everybody前進

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  5. 『It's my life』V6

 

  • 疲れた時に聴く曲
  1. 『Bouquet』V6
  2. 『新しい時代』KinKi Kids
  3. 『できるだけ』嵐
    できるだけ

    できるだけ

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  4. 『Journey to Harmony』嵐
  5. 『LIFE』嵐
    LIFE

    LIFE

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes

 

  • キュンキュンしたい時に聴く曲
  1. 『Love Situation』嵐
    Love Situation

    Love Situation

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes
  2. 『特別な夜は平凡な夜の次に来る』V6
  3. 『4U』三宅健
  4. 『恋のメロディ』井ノ原快彦,岡田准一
  5. 上弦の月』V6
  6. 『一生で最後の恋』V6
  7. 『One Love : Reborn』嵐
    One Love : Reborn

    One Love : Reborn

    • J-Pop
    • ¥255
    • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

 

 

【2020年全履修楽曲・収録アルバム】

 

アーティストの内訳はこちら。興味の赴くままに集めて聴きこんでいたので、意外な結果に。面白かったです。

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2020年に履修した楽曲のアーティスト内訳

また、これらの曲を発売年ごとにまとめてみたのが以下になります。

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2020年に履修した楽曲の発売年ごとの曲数

(少年隊ベストアルバム収録曲をすべて2020年に集計しているため数字が多く出ていますが、初だし曲のみで集計すると42曲。)こうしてみると、2020年の1年間にたくさん曲を聴いたことが数字として可視化されることによって実感できるとともに、未曽有のコロナ禍にもかかわらず2020年にたくさんの曲を発表してくださった多くのアーティストの皆さんに感謝を抱かずにはいられません。配信予定や発売日程の延期など様々な調整の上発表された全ての作品とそれに携わったスタッフの皆さんに大きな感謝と最大限の敬意を。

 

 

【履修作品】

*1:ここで言う“履修”とは、なんらかの方法で初めてフルを繰り返し楽しんだ場合に限定しています。買ったり借りたりYouTubeフル公開を観たり…

*2:KinKi Kids Concert Tour 2019-2020 ThanKs 2 YOUより