今日で365日が経ったそうです。
へぇ。何から?
V6が、解散することを報告してから。
当時、その時のわたしが何を思ったか、SNSにも手帳にも、直接的なことはほとんど残していません。
それよりも、これを見る誰かが共感のよりどころにしてもらえたら…と思って書いたツイートや、もし彼らが万が一わたしのツイートを見たとしても気の毒に思わせないようにと願って書いたであろう記述が目立ちます。
ホントは涙が止まらなかった…と言いたいところだけれど、この日はそんなに泣けなかったんですよね。自分でも受けた衝撃の大きさが理解できなかったのもあるし、なんだか納得したり信じられなかったりでふわふわしていたのもあるし。
この日は、解散することの報告を受けた日であるから、大きな衝撃がわたしを襲った日であることには間違いないのです。
でも、それ以上に、彼らが彼らの手で報告したこの日において、もっとも不安で緊張していたのはきっと彼らのほうのはずで。
なんか本当にどれだけの人数の子達が、どれほど悲しむのかっていうのを考えたら、発表される日がとっても怖かったっていうのが、正直なのかなー、、、みんなの気持ちを考えると、そう思っていましたけども。。。。
(2021年3月15日のラヂオ|三宅健のラヂオ|bayfm 78.0MHz ベイエフエム)
わたしごときが抱いた不安や戸惑いの比にならないのでは、と思っていました。
そういった意味では、「丁寧に報告してくれてありがとう」と、冷静な視点も持てていました。
そんなこの報告を受け取ったときに印象的だったのが、これ。
岡田:僕らの心配事はファンの方がどれだけショックを受けて悲しむかっていう事だけ、すごく心配していて。
突然のことで驚かせてしまうかもしれません。悲しませてしまうかもしれません。でも、とても大事なことなので、自分たちの言葉で皆さんに伝えます。
(V6、解散を発表 森田剛はジャニーズ退所【コメント全文】 | ORICON NEWS)
そう、この報告で、彼らが繰り返し口にしていたのは、この報告を受けた人への配慮でした。
どうして。彼らは報告をする側の人だというのに、受けた側のことを想うなんて。
どうして。彼らが決めたことなんだから、それがどう届くかは受け取る側に委ねたっていいのに。
どう話すかより、どう受け止めてくれるかに言及して、心を砕いて。こんなにも。こんなにも。
彼らは、優しいから。その中でも、健さんは、報告を受け止めることになるファンを想って、健さんがそのファンの気持ちを受け止めると言ってくれます。
悲しい気持ちだったり、やるせない気持ちをこの「三宅健のラヂオ」に全部置いていってくれたら良いなと思っているので、
(略)
我慢はしないで、僕に遠慮しないで、ラジオに沢山メールを送って欲しいし、自分の気持ちを吐き出して欲しいし、僕はそれを受け止めたいなと思っているので。綺麗事じゃないですよ、お世辞でもないですよ、本当に常々みんなの味方でありたいなと思っているので私は。みなさんから届いたメールは時間を見つけて読んでいきたいと思っておりますので、じゃんじゃん、遠慮せず送ってきてください。
(2021年3月15日のラヂオ|三宅健のラヂオ|bayfm 78.0MHz ベイエフエム)
なんて人なんだ、彼は。彼だって、気持ちがグラグラしていないとは言い切れないはずなのに。ファンの気持ちを受け止める余裕ならあるって言うんだね。そっか、ありがと。優しい。優しすぎる。優しすぎて優しくないな。やっぱ優しい、この懐の深さに甘えきってしまいそうになる…それは、いけない…。
これを受けたわたしは、「V6を好きだと言う集団のひとりとして、健さんを見てきたわたしは、彼らに何を示すことができるんだろう、ファンにどう在ってほしいと思っているのか」ということを追求していくことになります。
彼らの歩みの中で時間をかけて並走したファンに今からなることはできないけれど。
V6がピリオドを打つということは、彼らと同じように時を刻み向かい合えるファンもまたピリオドが打たれるということでもありますから。
この先で彼らが喜ぶファンとはどういう姿なのか、どうしたら嬉しいと思ってもらえるのか。
“寂しいけど悲しくないよ”“大丈夫、ついていくから”と、微笑むように居ようと努力します。
(そうしていないと自分が自分に耐えられなかった、みたいな部分も大きかった。)
そんな決意と指針のもとで、わたしも、みなさん6人と同じ、11月1日までの234日を経て、さらに今日までの365日という時間が過ぎました。
2021年3月12日。
V6が大好きなみんなにとって、僕の事が大好きなみんなにとって、今が1番悲しい時で、こんなに世界が変わってしまった日は無いと思う
(2021年3月15日のラヂオ|三宅健のラヂオ|bayfm 78.0MHz ベイエフエム)
たしかに世界は大きく変わってしまったけれど、悲しい以上に、6人の優しさに深く触れることができた日だったんだよ。
こんなに長文を書いといて説得力がないねと笑われるかもしれないけれど、この3月12日は、うーん、わたしにとってはあまり大きくない日なんですよね。
みなさんが走り出した11月1日、みなさんが羽ばたいていくと決めた11月1日。
やっぱり11月1日を超える日は、わたしにはありません。
わたしは、V6のみなさんの眼に、どう映っていたでしょうか。
みなさんが想像するような、優秀なファンでいられたのかな。V6が期待するような、良いファンができていたのかな。できているのかな。
自信がないです。今も。
それでも、自信を持って言えるのは、V6のみなさんが届けようとしていたものはちゃんとわたしに届きましたということと、わたしはきっとみなさんが想像するよりもみなさんのことを想っているということです。
わたしには、目を閉じればV6がいます。どんなときでも、いつも大切に想っています。
わたしがいつも6人に乗り越える強さをもらっているように、あなたたちにとってわたしもそうあれていたら、こんなに光栄なことはありません。
だから、ありがとう。
だから、大丈夫。
V6がそう言うなら、きっと。いや、絶対。
かしこ。